「ヘルツォーク&ド・ムーロンの建築を見たい!」
「バーゼルで建築巡りしようかな」
こんにちは!
僕は去年、世界の建築巡りをしていて、旅中の思いつきでスイスのバーゼルに行ってみました。
「スイス、バーゼル」で検索してみると、世界的に有名な建築家ユニット「ヘルツォーク&ド・ムーロン」の出身地だと知りました。
そしてバーゼルには「ヘルツォーク&ド・ムーロン」の建築がたくさんあります。
いい機会なので、その建築作品を巡ってきました!
なのでスイス・バーゼルにある「ヘルツォーク&ド・ムーロン」建築を、僕が撮影した写真とともに、詳しく紹介したいと思います!
今度、スイスのバーゼルに旅行に行くときに役に立つでしょう!
目次
ヘルツォーク&ド・ムーロンとは?
まずは建築家ユニット「ヘルツォーク&ド・ムーロン」について簡単にご紹介したいと思います!
スイス・バーゼル出身の「ジャック・ヘルツォーク」と「ピエール・ド・ムーロン」の2人による建築家ユニットです。
2人はスイス連邦工科大学チューリッヒ校で建築を学びました。
そして卒業後(1978年)、共同の建築事務所を開きます。
彼らの建築は、「普遍的な素材を異質に使いこなす器用さ」が印象的です。
その手法は2000年代の日本建築にも影響を及ぼしたそうです。
2001年に建築界のノーベル賞、プリツカー賞を受賞しました。
有名作品は、「プラダ・ブティック青山店」や「北京オリンピックメインスタジアム」があります。
スイス・バーゼルにある「ヘルツォーク&ド・ムーロン」建築を公開!
これからは僕が撮影した写真とともに、ご紹介していきたいと思います!
1.メッセ・バーゼル展示場
メッセ・バーゼル展示場の情報
住所:Neubau Messe Basel, Messepl., 4058 Basel, スイス
TEL:なし
公式HP:なし
メッセ・バーゼル展示場の建築情報
2013年、改修完成。
この建築の用途は展示広場です。スイス最大の展示場になります。
1階にエントランス、2500人を収容できるイベントホール、ショップ、バー、レストランが、遮る壁がなくつながっています。
2階から上は展示フロアです。
いくつかの建物の上に、この白い部分を増築させ、建物間を移動できるようにしました。
この白い増築部、かなりでかいです。
なのに圧迫感は感じません。それはアルミパネルをねじって乗せているからだと思います。
巨大な宇宙船のような印象を持ち、この穴から吸い込まれるんじゃないか、と思ってしまいます。
もちろん、採光の意味もあります。
都市の真ん中にあるこの建物は、不思議な力を感じました。
2.シグナル・ボックス
シグナル・ボックスの情報
住所:Münchensteinerstrasse 115, 4052 Basel, スイス
シグナル・ボックスの建築情報
1999年、竣工。
シグナル・ボックスは、H&deMの名を世に知らしめた初期作品です。
用途は電車の信号所になります。
外を銅板で覆い、めくりをつけ、建物自体をねじらせています。
この銅板が日光をコントロールして、内部の電子機器を守るそうです。
人が体をくねらせているみたいで、見ているだけで面白いです。
ガッツリ落書きをしたのは誰でしょうね。これは重罪。
3.州立病院ロセッティ医薬研究所
州立病院ロセッティ医薬研究所の情報
住所:Spitalstrasse 26, 4056 Basel, スイス
州立病院ロセッティ医薬研究所の建築情報
1998年、竣工。
医薬研究所として、地下施設の上に建てられました。
外装は、緑のドットが付いたガラス、空洞、アルミパネルと続きます。
そのため光の当たり方により、内部の表情を変化させます。
ガラス板に緑の水玉模様が打ってあるのは、六本木にある国立新美術館のファサードもそうですよね。
影響は…してないか。
関連記事:国立新美術館に行ってわかった、アクセス、営業時間などまとめ
僕はこの建物、きれいで結構好きです。緑色はこころを穏やかにしてくれます。
4.シュッツェンマット通りの住宅
シュッツェンマット通りの住宅の情報
住所:Schützenmattstrasse 42, 4051 Basel, スイス
シュッツェンマット通りの住宅の建築情報
1993年、竣工。
1階はお店で、それより上はアパートになっています。
このファサードは、バーゼル市の排水口の蓋をデザインとして応用しています。
この鉄のファサードはとても重厚感があり、動かすのが大変そうでした。
5.バーゼル民芸文化博物館
バーゼル民芸文化博物館の情報
住所:Barfüsserpl. 7, 4051 Basel, スイス
TEL:+41 61 205 86 00
営業日
火~日曜日 10:00~17:00
休館日:月曜日
バーゼル民芸文化博物館の建築情報
19世紀に建てられた歴史的な博物館の上に、増築した形になります。
この上下雰囲気を合わせない感じ、どうなんでしょう。
H&deMはこういう、増築部にギザギザの建物を乗ってけるパターンがおおいですね。
面白いっちゃおもしろいけど。
まとめ:スイス・バーゼルの街には、見ごたえのある建築がたくさんある。
バーゼルにあるヘルツォーク&ド・ムーロン建築をご紹介しました。
まずバーゼルがいい街なので、きっと楽しい旅行になると思います。
その中で、世界的建築家の作品を見ることを、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
バーゼルからバスで30分ほどで行ける、ヴィトラキャンパスに行くことをお勧めします!
そこには、安藤忠雄やSANAAなどの建築が集まった、誰にでも楽しめるテーマパークのようになっています。
もちろん、ヘルツォーク&ド・ムーロンの作品もありますよ。
関連記事:ヴィトラキャンパスに行ってきた【建築情報、行き方や入場料など】