「ロンシャン礼拝堂ってどんなところ?」
「行ってみたいからアクセスが知りたいなあ」
こんにちは!建築家志望のくりです。
フランスの東に位置するロンシャンという街には、ル・コルビュジエの傑作、ロンシャン礼拝堂があります。
もしもフランスに旅行する機会があるなら、ぜひ行ってみたいですね!
ぼくは2018年の秋頃、見に訪れました。
感想は、本当に行ってよかった!
見てみたいと思ったら、がんばって行ってみたほうがいいです!
しかし当日は不安でした。
ロンシャン礼拝堂ってどうやって行くの!?
ネットにもあまり情報が載っていませんでした。
そこで今回は、実際にロンシャンに行ったからこそ分かった、行き方や入場料、営業日などについてなど、全部お話します!
「一度でいいからロンシャン礼拝堂に行ってみたいな、でもその前に行き方とか、実際に行った人の感想が聞きたい!」とお考えの方にぴったりの記事になっています。
[box05 title=”旅行する前に読みたい”]
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目次
ロンシャン礼拝堂の営業日程と時間(休み)
ロンシャン礼拝堂の中に入れる営業日程です!
1月1日を除く全日
営業時間です!
10:00〜17:00(受付終了は閉館30分前)
※営業時間が延びる時期があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。
ロンシャン礼拝堂はどこにある?
まずはロンシャン礼拝堂をご紹介します!
ロンシャン礼拝堂
住所:13 Rue de la Chapelle, 70250 Ronchamp,
TEL:+33 3 84 20 65 13
ル・コルビュジエ&ロンシャン礼拝堂とは?
ロンシャン礼拝堂と建築家のル・コルビュジエのことを簡単にご紹介します!
ル・コルビュジエ
出典:wikipedia
1887~1965年。
スイス生まれて、フランスで活動をしていた建築家です。
設計した建築が世界的に評価をうけて、これまでの建築のしくみを変え、新たなる時代を築き上げました。
そのため「近代建築の巨匠」と位置づけられています。
生涯において偉大な業績をのこしたため、スイスのお札に、肖像画が乗ってるすごい人です。
代表作品は、「ユニテ・ダビタシオン」や「ラ・トゥーレット修道院」があります。
https://kuritabi.com/?p=1627
https://kuritabi.com/?p=1029
ロンシャン礼拝堂とは
1955年竣工、建築家ル・コルビュジエ。
元々ここには旧礼拝堂があり、多くの巡礼者が訪れていました。しかしドイツ軍からの空爆で建物は倒壊します。
そこで再建の依頼をうけたル・コルビュジエは、このロンシャン礼拝堂(正式名称:ノートル・ダム・デュ・オー礼拝堂)を作り出しました。
ロンシャン礼拝堂で特徴的なのは茶色の屋根。鉄筋コンクリートをつかい自由な曲線を表していて、蟹の甲羅をモチーフとしているようです。(中は空洞らしい)
ル・コルビュジエが提唱した「近代建築の五原則」の要素を一つもつかっていない、というのもおもしろいですね。
2016年にロンシャン礼拝堂は世界遺産として登録されました。
ロンシャン礼拝堂の入場料
一般:8ユーロ
学生:6ユーロ
※1ユーロ=126円
学生なら国際学生証を持っていきましょう!
ロンシャン礼拝堂への行き方(アクセス)
「ロンシャン礼拝堂にまで、どーやっていったらいいかわからない!」
という方のために、代表的なアクセス方法をご紹介します!
1.ベルフォート駅に行こう
とりあえずベルフォート駅に行きましょう!
ベルフォート駅は目的地の最寄り、ロンシャン駅にアクセスできます。
パリから行くことを想定すると、
・電車ならTGVに乗り2時間15分
・バスなら高速バスで8時間
です。
僕はフリックスバスという格安高速バスでパリからベルフォートに行きました。時間は8時間、料金は32ドル(3622円)でした。
安く済ませたいなら高速バスで行きましょう。
2.ベルフォート駅からロンシャン駅に行こう
ベルフォートは小さな街です。
カフェなどで一旦休憩して、ロンシャン駅に行っちゃいましょう。
僕はバスでロンシャン駅へ行きました。
ベルフォート駅の券売機でロンシャン駅行きのバスのチケットを購入します。
立派なチケットです。お値段2.5ユーロ(322円)でした。
僕が乗ったバスは、ロンシャン駅に約一時間で到着しました。
ベルフォート駅からロンシャン駅まで、バスか電車で行けます!
ネットの記事にはベルフォート駅からタクシーを使う人が多いのですが、ちゃんと公共交通機関で行けます。
僕はタクシー代なんて出せないので、3時間かけて歩いて行くかヒッチハイクするつもりでした。あぶねー。笑
3.ロンシャン駅からロンシャン礼拝堂まで歩いて行こう
ロンシャン駅は無人駅で何もないです。バスから降ろされた時は「え、ここは何処?」と不安になります。
まずは看板を見つけましょう。
「ロンシャン礼拝堂はこちら→」という看板が道に沿って点在しています。そこに沿って歩いて行きます。
ロンシャン駅から歩きで行くと30分ほどで到着します!
ここで左に曲がります。そしてひたすらまっすぐです。
ロンシャンの街はかなり廃れていました…。開いているお店も少なくて、活気がまるでない。
世界遺産のある街だから、もっと繁栄してもいいと思うんですけどね。
飲食店はほぼないので、食事は食べてくるか、事前に買って持ってきましょう!
ロンシャン礼拝堂は山の中にあります。
こんな上りの山道をずんずん歩きます。
結構歩きで行くのは辛いです。ぼく的には歩きで行くほうが、実際に目にしたときに達成感があるのでいいと思います。
ですが「そんな体力と時間がないよ!」という方はタクシーで行っちゃいましょう。タクシーは5ユーロ(650円)、15分ほどで連れて行ってくれるそうです。
4.受け付けに行こう
受付がある建物に着くと、駐車場があり人が沢山います。
そこを進み受付で入場料を払いましょう。ちなみにカード払い可能でした。
お金を払うと、受付の方が施設について説明してくれます。
ぼくに説明をしてくれた赤髪の女性の方は日本語が話せるらしく、
「こちらがコルビュジエの作品で、こちらはレンゾ・ピアノの作品になります。トイレはここにしかないのでお気をつけください」
と流暢な日本語で説明してくれました。
テレビではたまに見ますが、実際に外国人が日本語を話している姿を見ると混乱しますね。もう逆に何言われているか分かりません。笑
5.ロンシャン礼拝堂を拝もう(内観、外観)
突如として目の前に現れる、神秘的な建築物。目に焼き付けましょう。
不規則にくり抜かれている壁から、光が漏れて、神秘的な演出をしています。
懺悔室です。
コルビュジエ建築は、窓を不規則に区切るものが多いですね。
天井部分は、蟹の甲羅をモチーフとしています。
ただただ美しいです。
ロンシャン礼拝堂の周辺はこんな感じ。
近くにレンゾ・ピアノが建てた寮などがあるのですが、ロンシャン礼拝堂からは見えないようになっていました。
景観を損ねないように、建物を地下に埋めたりと考慮されています。(レンゾ・ピアノもここに別の建物を建てることは反対だったようですが…)
https://kuritabi.com/?p=1195
ロンシャン礼拝堂へ行く前に、気をつけたほうが良いこと
実際に行った僕が、行く前に注意したほうがいいことを紹介します。
1.荷物は減らして行く
荷物があるとしんどいです。
山道はもちろん、ロンシャン礼拝堂がある場所でも歩きます。
ロンシャン礼拝堂の周りにもコルビュジエ作品やレンゾ・ピアノ作品があります。なのでしっかり見たい方は荷物を減らしておきましょう。
一応、無料ロッカーはあります。
僕が見た感じだと、大きなスーツケースは入りません。そしてロッカー数が少ないように感じました。
なので極力荷物を減らしておいたほうがいいと思います。
2.天候を調べてから行く
まず建築は青い空に映えます。
さらにロンシャン礼拝堂は光が差し込むことで内部を照らし、神秘的な空間を作り出しています。
なので厚い雲に覆われた日は魅力を引き出せないと思います。(逆にそのパターンも見たいけど)
僕が撮った写真を見る通り、曇り空です。
受付のある施設で休憩していると、日が差し込んできたので走って見に行きました。
やはり光が入り込む内部の表情は変化していました。
なので初めてであれば、晴れの日を狙っていくべきです。
フランス旅行の手配について
1.航空券を購入する
必ずやっておかないといけないことは、航空券の購入ですね。
前まで、大手の旅行会社であるH.I.SやJTBで予約することは当たり前でした。
しかし!時は変わり、今では”格安航空券”の時代です!
大手の旅行会社で予約すると、宿泊所や食事の準備をしてくれるかもしれません。経済的に余裕があるのなら、それでもいいと思いますが、やはり”安く”フランスに行きたいところ。
関連記事:ヨーロッパに格安で行く方法はこちら!
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ぼくはもう5回もサプライス!を利用して、格安航空券を手に入れています。
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2.宿を予約する
海外旅行前に、宿も予約しておいた方がいいです。ぼくは到着日から3日間の宿を、日本で予約しました!
旅行先が慣れていない場所ならば、さきに予約した方が心の余裕につながります。
宿予約ならBooking.com をおすすめします。
海外旅行のときにいつも利用していて、合計で30回以上は利用しました。
不具合なども起きたことはなく、毎回安い値段で宿に泊まれれるので大満足です!
まとめ:ロンシャン礼拝堂は苦労してでも見に行くべき最高傑作
今回は3時間ほど滞在しました。
ネットで見た画像や有名建築家が語っている文章を見て、行きたいと思っていたロンシャン礼拝堂。
それを間近で見たときの感動は今でも忘れられません。
ロンシャン礼拝堂はすごく行きづらい場所にあります。その代わり、見る価値は大いにあると言えます。
すごく満足した旅行になりました!!
https://kuritabi.com/?p=3860
https://kuritabi.com/?p=5800
2 件のコメント
くりさん
はじめまして!
今年1月末にロンシャンに行く予定なのですが、
ベルフォート駅からバスでロンシャン駅には何分くらいかかるのでしょうか?
はじめまして。
コメントありがとうございます!
当時の記録を見返すとバスでロンシャン駅まで約1時間でした。
割と大変な旅になると思うので、お気をつけください!