高速バスに置いてかれ、バッグパックを失い大学行く格好と同じになる

世界一周7日目(9/13) デンマーク・コペンハーゲン

皆さん聞いてください。僕は今リュック一個しか持っていません。あんなに重かった荷物が超軽いです。簡単に言うと高速バスにおいてかれました。完全に自分のミスです。充電器も失ったんですけど、覚えている内に書いておこうと思います。それまでの日記は適当でいいですよね。

空港で目覚めて電車で都心まで向かいました。最後の観光をして、図書館で高速バスを予約していました。14時のバス出発だったので13時半に集合場所で待っていました。それでバスに無事に乗ったんですよ。

バスでは景色を楽しんだり、バチェラージャパンを見たりしてました。このバスはドイツ行きだったので海を超えないといけないんですよ。だからバスごと船に乗ったんですね。それでみんなアナウンスもないのにぞろぞろと降りました。なんだろう?と思いながらついていくと、船の中がゆっくり休めるようになってました。ヨーロッパの綺麗なマックが広くなった感じです。もちろん甲板に出てゆっくりと海を見てました。あーこっちがデンマークで、あっちがドイツなんだー、とか思ってました。それからもう着くという時に、中に入って行列があったんですよ。その行列の前でパソコンをいじってました。その行列と一緒に進むと、船から出たんですね。あれ、おかしいぞ?船の中にバスがあるはずなのに?と思いましたね。ここで気付いたんですけどこの列は船だけを乗る人達でした。

あ、この列違う列だ!と気付いて、薄い記憶を頼りにバスのある場所に戻ったらもぬけの殻でした。何十台もあろう車が一台もなく、本当になにもない空間でした。ドアを開けてそれを見た僕は10秒ほど止まりました。ドアに手をかけながら。あ、置いてかれた。

それから悟ってしまった僕はさっきの行列の人たちと一緒にいました。誰かと一緒にいないと精神的にきつかったんです。上の写真はその時に悲しみと共に撮ったものです。でも思ったよりはショックは受けてませんでした。めちゃ荷物が重かったから。あー究極の断捨離だな、とか思ってました。それからとぼとぼを知らない街を歩いていました。残されたリュック一個と共に。完全に大学に行く格好です。こんな身軽な格好でドイツの知らない街を歩いている。アホです。

歩いていると隣に車が止まったんですね。そのおばさんに「where are you going?」って言われて、全部事情を話しました。「わかった、ホステルがある街まで連れて行ってあげる。でもまずは荷物を探すのが先ね」と言いました。神様が現れました。神様(おばさん)は工場地帯のセキュリティーの人でした。その人に連れられて運転手が休む場所で、フリックスバスのお問い合わせフォームで僕の情報を送信しました。その時におばさんが打ってくれたんですけど、あまりPCに慣れていないようでゆっくり打っていたり、時間をかけて作ったのを消しちゃったりしている姿を見ていたら、なんか泣きそうになりました。それから車に乗って一緒にホステルに連れて行ってくれました。僕を元気づけるためなのか、観光地に行ってくれたりして嬉しかったです。

ホステルに着いておばさんと固い握手をして別れました。「僕はあなたと出会えてよかったです、本当にありがとうございます」と言いました。そしてホステル近くのスーパーで食材と石鹸を買いました。それから野菜を食べてハイネケンを飲んで、シャワーも浴びず眠りにつきました。

 

 

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