「ヴィトラキャンパスに行ってみたい!」
「どうやって行くんだろう?」
こんにちは!
2018年秋、建築を巡る旅に出ました。
海外にある安藤忠雄の建築を見ようとヨーロッパを放浪していたところ、ドイツにある、ヴィトラ本社に行き着きました。
その時の体験談をここでシェアしようと思います。
これからヴィトラキャンパスに行く方、どんな所か気になっている方に向けて書きます。この記事だけで準備は整うでしょう!
目次
ヴィトラキャンパス(ヴィトラデザインミュージアム)とは?
バーゼル郊外にある、ヴィトラ社(インテリアデザインの会社)の工場敷地内にある建築群のことです。
1989年にオープンし、ヴィトラ社が所有する膨大なデザイナーズ家具や椅子が、常時展示されています。
世界でもっとも重要なデザイン博物館とも言われていて、世界中から観光客が集まります。
さらに敷地内には有名建築家が設計した建築物が万博のように点在していて、見どころがたくさんあります!
- 安藤忠雄
- SANAA
- ザハ・ハディド
- ヘルツォーク&ド・ムーロン
などの現代を代表する建築家のたてものが多くあります。
スイスの郊外に日本人の建築が2つもあるなんて、凄いです。
住所:Charles-Eames-Straße 2, 79576 Weil am Rhein,
ヴィトラ・デザイン・ミュージアム開館時間
開館時間です。
毎日10~18時
※12/24は10~14時
建築ガイドツアーについて
ガイドツアーを申し込まなければ、いくつかの建築に入れません!
僕はそれを知らず、適当に行ったら、ほとんどの建築の中に入れませんでした。笑
ガイドツアーは申し込んだほうがいいです。(勿論なくても楽しめます)
建築ガイドツアーの時間
ガイドツアーは英語とドイツ語、それぞれ一日に2~3回行われます。
ツアーの開始時間は毎日異なります。必ず公式HPのカレンダーでご確認ください。
所要時間は約2時間です。
ツアーは当日に受付で申し込むことができます。
入場料金について
入場料は無料です。
建築ツアーガイドは、
10ユーロ(学生8ユーロ)
になります。
ヴィトラキャンパスへの行き方
僕はバーゼルから行きました。
バーゼルからヴィトラキャンパス
バスで行く事ができます。
バス55番で「Basel Claraplatz」か「Badischer Bahnhof」駅から「Vitra」駅まで一本です。
所要時間は約20分です。
バスは一時間に2本で、日祝は一日に5本なので、よく調べてから行くことをオススメします。
歩きで行く
僕は貧乏バックパッカーだったので歩きでいきました。笑
約1時間半かかりました。
かなり疲れましたが、ヴィトラミュージアムで休憩できます。
歩きで行くことができたので、タクシーでも行けると思います。物価の高いスイスでタクシーに乗るのは怖いですが…
ヴィトラキャンパス内の建築紹介
ここからは僕が取った写真とともに紹介していきます!
ヴィトラハウス
ヘルツォーク&ド・ムーロン作、ヴィトラハウス。
ここにはショップや、カフェなど受付の役目をしている建物です。
まずはじめにここに行き、受付でツアーの予約をしましょう!
ここは入場無料です!
すごいですね、無造作に家型の積み木が重なっているようです。
中に入ると、マップが壁に描かれています。
1階はカフェになっています。(おそらく全員金持ち)
疲れたらここで休憩できます。
2階からはデザイン家具や椅子のショールームになっています。
外観同様、構造も入り組んでいるので、適当に見ていると、自分の居場所を失い、
「あれ、私、帰れるの…?」
と不安になるので注意しましょう。
ガラス張りの部屋が多く、開放感があります。
椅子も沢山あるので休憩できます。
結構色んな人が、椅子で居眠りをしていました。笑
周辺もオシャレです。
本当に沢山のおしゃれな展示があるので、誰でも楽しめます!
この展示を見るだけで価値はありますし、ここだけで半日は過ごせます。
イケア好きな人は一日中楽しめるでしょう。
ここからはツアーでしか中に入れない建物を紹介します!
セミナーハウス
安藤忠雄作、セミナーハウス。
ドイツの田舎に安藤建築があります。
ちなみに安藤建築はドイツで3つあります。
安藤忠雄の特徴がよく見えます。
安藤忠雄は環境と建築を融合するために、建物を地下にうめこみました。
そのため、周辺にある木を切らずに済んだので、現地の人たちからの評判がいいそうです。
ほんと、中に入りたかったぜ!!
ヴィトラデザインミュージアム
フランク・O・ゲーリー作、ヴィトラデザインミュージアム。
フランク・ゲーリーは構造建築家なので、思いもよらない複雑な構造を可能にできます。
とても複雑な構造です。なんのためにこんな事するんだろう…。
緑の芝生、白い壁面、青い空、ロンシャン礼拝堂を彷彿とさせます。
関連記事
ロンシャン礼拝堂に行ってわかった、行き方や入場料などのまとめ
安藤忠雄が環境に配慮した一方、フランク・ゲーリーは周辺の木々が建築にかぶるということで、全て排除してしまいました。
うーん、どうなんでしょう。これは環境破壊になるのでしょうか。
コメントが難しいです。
ヴィトラ社工場
SANAA作、ヴィトラ社工場。
もう一つの日本人建築です。実際に工場として使用されています。
キャンパス内から、この建物は見えにくいので、キャンパスを出て裏の住宅地まで周り込んで写真を取りました。(建築学生魂)
おそらく、ここの住民か、僕しか見れない光景。
円形の薄い工場に、トラック搬入用の四角い穴があります。おもしろい光景です
ヴィトラ社消防署
ザハ・ハディド作、ヴィトラ社消防署。
東京オリンピックドーム建設で有名になった、ザハの建築がここにあります。
消防署として建てられましたが、今では展示場になっています。
建築に羽が生えているようです。
日本ではほぼザハの建築は見れない、興味深いものでした。
ヴィトラキャンパス内のアート紹介
簡単に写真で紹介します。
これ登れます。階段で。
ぜいぜいハアハアして登ります。
ここから滑り台で降りれるようで、小さな子どもたちがキャーキャー言いながらすべっていました。
22歳男子もやってみたかった…
ツアーでしか入れないので鉄格子越しの写真。悲しい…。
これはキャンパス外です。外なのにちょっとオシャレ。
広大な敷地に、有名建築やオシャレなアートが点在しています。
これで終わりです。
まとめ:ヴィトラキャンパスは一日中楽しめるテーマパーク
長い紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。
ヴィトラキャンパスは誰でも楽しめる場所なのでオススメします。
少なくても半日は開けておいてください。
ゆっくりと回ることができます。
以上です!
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